交流回路のベクトル図
交流回路をベクトル図を使って解く解法が、高校物理の教科書には載っている。
しかし、なぜ、コイルを流れる電流の位相は、電源の位相に比べて、π/2遅れるのか?
なぜ、コンデンサーを流れる電流の位相は、電源の位相に比べて、π/2進むのか?
そして、なぜ、コイルとコンデンサーを直列接続した電流を、ベクトル図を使って求めることができるのか?
これらの疑問に、高校の教科書は答えない。
そのため、多くの高校生は、当然ながら交流回路は苦手であり、嫌いである。
これらの疑問は、微積分を使った交流回路の解法を学ぶと、すべて簡単に氷解する。
結論から言えば、交流回路のベクトル図は、必要ない。
微積分を使って交流回路を簡単に学ぶべきだ。
[参考サイト]
交流回路ゼミ
交流回路の基礎
物理のための微積分を無料で学ぶ
交流回路の計算に必要な知識は、
だけである。ベクトル図や、リアクタンスの暗記、位相変化の暗記などは必要ない。
回路方程式(キルヒホッフの第2法則)を立て、三角関数の合成と、三角関数の微積分を使って計算していくだけだ。
直列回路の場合と、並列回路の場合で、計算方法が異なるので、2通りの解法をマスターすればよい。
三角関数の微積分・合成に自信が無い人は、「物理のための数学超入門」という無料講座で学べるので、それを最初に受講するとよいだろう。
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