三相交流回路

三相交流とは、3系統の交流電流または交流電圧のことで、それぞれを120度ずつ位相をずらしたものである。

三相交流を用いた三相交流電源は、交流電動機の制御などに用いられることから、動力ともいう。

三相交流による送電は、単相交流によるものと比較し以下のような利点がある。

(1)電線一本あたりの送電電力が大きい。
(2)同じ送電電力ならば、電線の質量を低減できる。
(3)三相交流から単相交流を取り出すことができる。
(4)三相交流からは回転磁界を容易に得られる。

電検三種など、電気関係の資格試験では、三相交流に関する問題が頻出である。

三相交流は、高校物理では扱わないのが、電検三種対策用の参考書などに詳しく扱い方が載っているので参考にするとよい。

[参考サイト]
交流回路の基礎