2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

三相交流回路

三相交流とは、3系統の交流電流または交流電圧のことで、それぞれを120度ずつ位相をずらしたものである。三相交流を用いた三相交流電源は、交流電動機の制御などに用いられることから、動力ともいう。三相交流による送電は、単相交流によるものと比較し以下…

交流回路と複素数

交流回路は、電圧や電流が周期的に単振動し、三角関数を用いて表すことができます。けれども、複素数を使って記述すると、実数における単振動は、複素数平面における等速円運動になるため、いっそう、簡単に扱うことができます。複素数平面において、交流回…

交流回路の計算

交流回路の計算に必要な知識は、(1)三角関数の微積分 (2)三角関数の合成だけである。ベクトル図や、リアクタンスの暗記、位相変化の暗記などは必要ない。回路方程式(キルヒホッフの第2法則)を立て、三角関数の合成と、三角関数の微積分を使って計算してい…

交流回路のベクトル図

交流回路をベクトル図を使って解く解法が、高校物理の教科書には載っている。しかし、なぜ、コイルを流れる電流の位相は、電源の位相に比べて、π/2遅れるのか?なぜ、コンデンサーを流れる電流の位相は、電源の位相に比べて、π/2進むのか?そして、なぜ、コ…

交流回路の基礎

交流回路の基礎を学ぼうと思ったら、微積分を使うとよい。 交流回路で登場するリアクタンス、インピーダンス、実効値などの物理量は、微積分を使えば簡単な計算ででてくるが、高校物理の教科書のやり方だと リアクタンスと位相のずれを暗記し、ベクトル図を…